◇金髪の男◇
バゼットに仕事の依頼をしてきた青年。
今はフリーの仲介屋をしているようだが、元は協会で連絡係をしており、バゼットとも顔見知りだったようだ。
一見好青年に見えるが、バゼット曰く、中身はピエロらしい。
その称号に負けず、爽やかに笑いながら毒舌をかましたり、人をノせたりするのが巧い。
彼と接触した人間は、例外なく凹むもしくは精神的疲労を蓄積させられるが、それは彼なりの愛情表現で、本当に嫌いな人間には口もきかないし、淡白な態度しかとらない。
協会に属している頃は変装していて、顔も見せなかったが、素顔は二十代後半。しかもかなり整った顔立ちをしており、バゼットを驚かせていた。
◇功刀 禄朗(くぬぎ ろくろう)◇
年齢は四十歳。
衛宮家を訪ねてくるなり遠坂 凛の思考をトばしたタダならぬ人物。
若い頃から外国を飛び回っているらしく、日本に帰国するのをあまりよく思っていない彼が冬木市に来た理由とは?
無精ひげ面にボサボサの髪の後ろ側だけを結んでいるため、後ろ髪が尻尾のようにピョコンと出ている。
◇橘(たちばな)◇
バゼットが仕事を依頼された際に出てきた旧家の名前で、彼女の仕事はこの家の当主を暗殺すること。
魔術界では無名に近いが、暴力の世界にはそれなりに顔が利くらしい。
古くから魂の研究もしており、成功しているかどうかは不明。それとは別に、人間専門の暗殺業も行っており、今の地位はそれで築いたらしい。
◇Bone Work◇
労働意欲をもてあます人の為の就職雑誌。
名前からして明らかにT●WN W●RKをライバル視しており、掲載されている仕事は飲食店のホールから工事現場まで色々。
たま〜に冗談なのか、殺し屋募集とか組長募集とかもあったりする。
合言葉の「骨になるまで働けや!」が表紙を捲った一ページ目にデカデカと載っている。